竹の里【高山】茶筅づくり体験&例会(2015.09.06)
「9月度例会 竹の里 高山へ行こう!」
~茶筅づくり体験~
9月6日
朝から天気予報通りの雨の中、出発地を二ヶ所(三ノ宮と御影)に設け、車を乗り合わせて竹の里、高山へ向かいました。高山は奈良県生駒市にあり、室町時代より茶筅師の里として広く知られ、国の伝統工芸品にも指定されております。
近年まで茶筅の作り方は公開されておりませんでした。
500年の歴史と技術に直に触れる体験! 自然にワクワク感が増してきます^ ^
◆昼食そば編◆
一行は高山に着き、先に昼食会場の鶴亀庵へ。
店主、神山治郎さんに出迎えて頂き店内へ。お店と言うより自宅ギャラリーにて蕎麦を食す!スタイル。
店内のいたる所に古美術が置いてあり、魯山人の茶器から甲冑まで…美味しいお蕎麦も大盛りでけんちん汁付。デザートのスイカまでサービスして下さりお腹一杯、店主の楽しいお話しに胸一杯になりながら、目的の翠華園へ到着。
◆茶筅づくり編◆
石畳みの階段を上りますと風情のある佇まいの住居、手入れされた美しい日本庭園がございました。中へ通されいよいよ茶筅体験へ。
始めに翠華園の店主、三代目、谷村弥三郎さまに茶筅の歴史や茶筅の種類のお話しなどを伺いました。
茶筅を日常、使っておりながら知らない事ばかりで、皆興味深く耳を傾けました。そして、いくつかの茶筅作りの工程の内、一番易しいであろうと思われる「下編み」後の「上編み」の二周目と三周目の糸かけをしました。
均等に力をかけて糸かけしなくてはいけないのが難しく、すいすい出来る方、なかなか進まない方様々でございましたが、最後の仕上げは三代目や職人さんにして頂くので皆、売り物並みな仕上がりに! 皆さんの満足そうな笑顔が印象的でした。
◆呈茶編◆
その後は茶室にてお呈茶がございました。
時候にぴったりな「着せ綿」のお菓子に先代が収集されたと言う数々のお茶碗。
中には竹で出来たお茶碗もあり皆、美味しく楽しく頂戴いたしました。
◆例会◆
お茶をいただいた後は、場所を借りてしばし例会を開催。
◆アフター◆
翠華園さんの中にはギャラリーもあり、茶筅の他にも竹工芸品を購入する事も出来ました。
2月には茶筅供養もなさると言うお話しを伺い、機会があれば参加させて頂きたいと思いました。
夕方、翠華園を後に帰途につきました。
朝から雨の一日ではございましたが、休憩時や徒歩での移動時は不思議とあまり雨に降られず、何か大きな力に守られてる感がございました。
◆おわりに◆
それにしましても、雨の中、車を出して下さった方々には気の張る大役でありました事、本当に感謝でございます。
初めてこのような体験企画に参加させて頂きましたが、最初から最後まで楽しく過ごさせて頂きました。
皆様が朗らかで楽しい方ばかりでしたので、また、次回も楽しみにしております。