京都老松和菓子作り体験&例会(2016.6.26)
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京都老松和菓子作り体験&例会(2016.6.26)

6月度例会は会場を京都上七軒の老舗老松様にて、啐啄委員会主導のもと行いました。

 

【老松で学ぶ和菓子と茶の関わり・和菓子作り体験】
~練達の先輩と新進の歴浅会員のつながりを深めよう~

 

 

【青年部6月度例会 温故知新】

 

6月26日日曜日に6月例会で
有職菓子御調進所 老松北野店に伺いました。

 

老松北野店は、京都上七軒、北野天満宮の東参道に位置しています。
京都最古の花街は、数日後に夏越の祓を控えた、梅雨の中休み。
店先に掲げられた「水無月」の額がさらに季節を感じさせてくれます。

 

参加者は28名。
今回は青年部年部入会してから時間の浅い会員とベテラン会員の親睦を深めることを目的として、
二人一組で席につきました。

 

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まず和菓子の歴史にレクチャーを受けます。
和菓子が現代にあるような形式に至るまでにどのような歴史を経てきたのかについてお話を伺いました。

 

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その後店主の太田達さまから、
さらに和菓子の歴史とともに、菓子と神道祭祀における供物や有職故実との関わり、茶道各流派のお話などを幅広くご教示頂きました。
また最近関わっておられる伝統芸術を認知科学の観点から行う分析や前衛的な茶会開催の試みをご紹介頂き、参加者一同びっくり。

 

太田さまの講演の後、和菓子作りの実習に臨みました。
今回用意してくださったのは、「こなし」と言われる素材です。こなしは様々な造形が可能な一方で乾燥に弱く、手の体温でも乾燥が進んでしまうほど。会員は皆、自分の手のひらのほかに竹けへらや茶巾を使って形を作っていきます。

 

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まず講師の小林さまから3種のお菓子の作り方を教えて頂きました。お菓子はぞれぞれ、落とし文、紫陽花、撫子。さらに2品のお 菓子を自分で作成してみました。そのうち1品を机ごとの二人一組のチームで銘をつけて出品してコンテストを開催。様々な形と銘のお菓子が並んでいます。

 

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最後に、自分で作成した菓子を賞味して呈茶を頂きました。

 

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夕方からは、場所を木屋町二条の「がんこ高瀬川二条苑」に移して懇親会を開催。
二条苑は旧角倉家邸宅で、明治以降は山縣有朋らの別邸としても使用されていました。茶道とのかかわりも深く、十二代又玅斎は角倉家より裏千家に婿養子に入 られています。そこで淡交会青年部の歴代全国議長の栄春寺住職・米澤昭博さまにお越し頂き、玄々斎や又妙斎の功績や二条苑の由来等に関してレクチャーをし て頂ました。

 

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レクチャー後には米澤様をお囲みして会食しつつ、日頃お稽古の中で疑問に思っていることなど青年部員から様々にご質問をしたりしました。明るい茶道よろず相談所のような感じでした。食事を頂いた後には、二条苑内の茶室や庭園も見学しました。

 

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今回の6月例会は、全国委員長を務めておられる小川さんのご人脈で、老舗和菓子店老松での体験に加えて太田様のお話、さらに二条苑での米澤さまのお話と、大変充実した例会となりました。
小川さんにはもちろん、開催の労を取ってくださった役員の皆様に感謝申し上げます。


(梶原)