宿泊研修旅行1日目(2016.10.29)
前年度、青年部歴3年以内の歴浅会員で立案した本企画。
各プレゼンテーションを経て圧倒的支持を受けたのは、
「金沢に行きたい!泊まりで!!」でした。
金沢研修旅行、一日目です。
午前8時、バス移動時おなじみの、湊川神社前からみんなで出発です。
参加者29名、ほぼ全員そろいました。
スタートから実行委員長が汗をかいていらっしゃいます。。
実行委員長のご挨拶
うきうきですが、研修ですから、ちゃんとことばの唱和&青年部綱領も。(一部失敗。。)
この日の利休居士道歌は研修バージョン
「目にも見よ 耳にもふれて 香を嗅いで 事を問ひつゝ よく合点せよ」
でした。
北陸金沢へ、4時間あまりのバス旅です。
車中の余興は有志が準備してくださった「金沢検定」。
皆さん真面目に学びを。。
でもモチベーションを上げたのは、豪華賞品だったかも知れません。
最高得点は小川愛一郎委員長だった為、次点の方からお渡しを。。
非売品「愛の白@福寿園」、たぶん今期限りの超貴重品です…!
こころよくご提供下さいました小川委員長、有難うございました。最高得点さすがです!
(委員長には有志より、賞品代わりにコロロとランチパックを進呈いたしました)
午後イチ金沢着。
二班に分かれ、早速宮崎寒雉工房におじゃまする班と、
まずは腹ごしらえ@壺屋壺亭の班に分かれます。
【研修1 宮崎寒雉工房】
まずは当代に初代寒雉からの歴史や、街中に工房を構えておられる理由、釜づくりの行程、歴代の釜などをスライドやお話で詳しくお話をいただきました。並べられた釜は、どれも一度目にしたいと願っていたものばかり。
その後、石川青年部会員でもある匠様が工房をお見せくださり、先ほどご説明を受けた釜づくりの道具や、工房の壁にぐるりと並べられた数え切れない木型など、私共のどんな質問にも笑顔でつぶさに応えてくださいました。釜を作る体験、というのはまず出来ないことですから、道具も何もかも、めずらしく興味深いものばかりでした。
今は、いわきでのナショナルコンファレンス全国委員会席で登場した釜を再びお作りになっているそうですが、なかなか思うようにいかれないとのこと。とても面白い形の釜でした。再び見られる日を心待ちにしております。
最後は当代からお呈茶をいただきながら、釜について尽きない質問を。お話を伺うほどに、釜の面白さがどんどん膨らんでいくようで、もっと伺いたい思いをのこしつつ、時間がきてしまいました。
当代はクラシックがお好きだとか。当代も匠様も、柔らかなお人柄で近しくお話くださり、大変有難いことでした。また是非、月釜に伺いたいと思います。
【研修2 大樋美術館】
大急ぎでバスに乗り込み、慌しいチェックインを経て、
同じく市街に構えておられる大樋さまの美術館へ。
最初に、窯場跡に建てられたという美術館へ。本年十一代を襲名された当代が一つずつ、歴代長左衛門のお茶盌が並べられた特別展の中をお見せくださり、込められた思いや加賀の歴史を洒脱なお話ぶりで私共にも分かりやすく、また楽しく解説くださいました。順を追うと歴史が連綿と継がれていく中に立たせていただいたようで、ひと時現代を忘れた時間旅行をさせていただいたような、贅沢な時間でした。
その後歴代のお茶碗などでお呈茶を頂戴しながら、美術館で伺いきれなかったお話を更に広げてお聞かせ下さいました。30盌もの大樋焼が並ぶ様は圧巻でした。
【懇親会】
ついで夕食&懇親会に片町へ。
今回、より広い会員間交流を目的に、地元石川青年部・石川南青年部の皆様にもお声かけし、こころよくご参加下さいました。
当代も更にダンディにお召し替えされてのご参加、また総勢40名ほどに増え、大盛り上がりです
青年部紹介と称し、各青年部部長様には、数々試練を受けていただきました。。
二次会も異例の参加率。
さらに三次会はなんと、大樋長左衛門様のご先導で金沢一のワインバーに…!
恐れ多いやら美味しいやら、たっぷりと金沢の夜を満喫させていただきました。
翌日の研修講師の方にもご心配をおかけしつつ、二日目へつづく→二日目